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環境倫理

Environmental Ethicsは環境倫理学とも環境倫理とも訳されます。環境倫理学という場合には、人間と人間以外の存在との関係のあり方に関する哲学的研究を主に指します。ここで注意してもらいたいのですが、「環境」=「人間以外の存在」は、自然環境だけではありません。近年では農地や里山のような人の手が入った、その意味で純粋な自然ではない環境や、都市のような人工環境も環境倫理学の研究対象とされるようになってきています。
「人間以外の存在との関係」というこの問いは更に広い射程を持つもので、人間以外の動物や、ロボットなどの人工物や、他の惑星などの地球の生態系に含まれない環境などをわれわれはどう扱うべきかといった問題も、環境倫理学のこの問いの延長上に考えることができるものです。これらの問題領域はそれぞれ、動物倫理学、ロボット倫理学、宇宙倫理学などと呼ばれています。
これに対して環境倫理という呼び方は、ローカルな環境保全や資源管理のような、より具体的で実践的な事例を扱う研究を指すのに使われる傾向があります。そのため環境社会学との違いが明確ではない研究もたくさんあります。倫理学寄りの研究としては、たとえば専門家が地域住民と協働して地域の環境保全に取り組むという環境保全プロジェクトが近年数多く実施されていますが、そのような協働における専門家の行動規範や責任を明らかにすることなどが挙げられるでしょう。
これは専門家の責任や研究者倫理と呼ばれる倫理学上の問題の環境科学版ともいえます。専門家や研究者の育成を使命とする大学にとっては、研究者倫理そのものについての研究だけでなく、それを専門家や研究者になっていく学生の教育にどう反映させるかも、重要な課題となります。
 本プロジェクトではこれらの両面の研究を行っていきます。

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回答者一覧

児玉 聡 ( 京都大学・文学研究科、倫理一般)
佐藤 恵子 ( 京都大学・医学部附属病院、生命倫理)
鈴木 美香 ( 京都大学・iPS 細胞研究所、研究倫理)
長尾 式子 ( 神戸大学・保健学研究科、看護倫理)

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