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京都大学文学研究科 応用哲学 倫理学教育研究センター メンバー

センター長

伊勢田哲治伊勢田 哲治(京都大学文学研究科教授)

最近、「科学哲学なんて何の役にもたたないんじゃないの」とか「むしろ有害なんじゃないの」とか理系の研究者の方が言われることが増えています。そういうときは「あなたたちの役に立てようという趣旨の学問じゃないんですけどね」と答えるのですが、学問は何のために存在するのか、なぜ公的サポートが行われるのか、倫理学の立場からも問い直す必要がありますね。というわけで科学哲学、倫理学などを専門にしています。

研究分野:科学哲学・倫理学

 

センター員

上原 麻有子(京都大学文学研究科教授)

1990年、日本社会を脱出しフランスへ。留学生活は湾岸戦争と共に始まる。フランス社会の寛容さと複雑さにカルチャーショックを受けながら、人生経験を積む。フランス人の指導教授から、西田幾多郎を読むよう指導されたのがきっかけで、日本哲学の研究に目覚め、博士号を取得。2007年に帰国。現在は、翻訳学、ジェンダー、芸術、科学、自然・環境・世界、哲学史の観点から日本哲学を読み解き、再構築することを目指している。

研究分野:近代~現代の日本哲学、京都学派、翻訳哲学、女性哲学。京都学派の哲学を学際的に応用する研究を進めている。


出口康夫出口 康夫(京都大学文学研究科教授)

図書館の地下倉庫に死蔵されている古~い文献。十八世紀ドイツの算術書。観光地の片隅でほこりを被っている郷土資料。そういった、だれも読まない書物を読み、その面白さを世に喧伝するのが生き甲斐だという、「いちびり」精神に満ちた哲学者。他人と同じことをするのが大嫌い。ライバルは黒田硫黄と松本大洋

研究分野:応用哲学・分析アジア哲学


大河内泰樹大河内 泰樹(京都大学文学研究科教授)

哲学史研究と哲学研究との狭間で引き裂かれながら日々研究しております。最近は自然哲学を現代に復活させられないか模索中。

研究分野:ドイツ古典哲学、批判理論、ネオ・プラグマティズム


児玉聡児玉 聡(京都大学文学研究科教授)

20世紀の終わり頃、前センター長の水谷雅彦先生が「不惑を迎えた」と言っていたときは、きっと40歳になったらずいぶん達観した人間になれるんだろうと思っていたら、ぜんぜんそんなことはないことを身を持って知りました。このように、倫理学および応用倫理学は経験知も必要とされる分野ですが、私の経験では、経験を積んだ人が必ずしも正しいことを言うとは限らないので、どなたでも安心して議論に参加していただければと思います。

研究分野:功利主義を中心とする近現代の倫理学・生命倫理学


海田大輔海田 大輔(京都大学文学研究科講師)

大学で物理学を学び、大学院修士課程で量子力学の哲学、博士課程で心の哲学を研究した後、イギリスに留学して分析形而上学を修め、現在に至ります。ずいぶん回り道をしてきましたが、自分の中にある問題意識は、実は20歳のころからあまり変わっておらず、物理的世界の中にどのようにしてわれわれの心を位置づけることができるのか、ということがずっと気になっています。

研究分野:分析形而上学・心の哲学・科学哲学


大塚 淳(京都大学文学研究科准教授)

吹奏楽部に入り浸りの音楽少年が、「なぜ世の中には善悪の区別があるのか」といういかにも10代な問いにぶち当たり、どうやら哲学・倫理学ってのに答えがあるらしいぞと大学進学を決意したのが高3の冬。無事浪人&入学後、やはり若造に倫理学なぞ分かるはずもないと手を引いたものの、卒論に選んだのがスピノザの『エチカ』。その後は哲学史からも足を洗い科学哲学に転向したはずが、ここにきて再び倫理を名に冠するセンターに所属することになるとは、何か自分には本質的に倫理的なところがあるのかもしれません。
それはさておき、今のところは「(科学的に)理解する、とはどういうことか?」をテーマに、進化論の哲学や統計学の哲学を専門にしています。

研究分野:科学哲学・統計学の哲学


大西 琢朗大西 琢朗(京都大学文学研究科特定准教授)

学生さんにはときどき間違えられますが、リンリ学ではなくロンリ学をやってます。哲学のど真ん中のようでもあり、哲学の外部のようでもあり、哲学を応用したり哲学に応用されたり。そういった論理学の微妙な立ち位置を楽しみながら研究しています。

研究分野:論理学の哲学、哲学的論理学


伊藤 憲二(京都大学文学研究科准教授)

20世紀日本の物理学を中心に、知識が生まれる社会的・物質的仕組みについて研究している歴史家です。アーカイブズで資料を集めて読むのが主な仕事です。このセンターのほかの先生方とはやや異質な研究ですが、知識生産の仕組みのうち、とくに研究者集団のありかたや外の社会と接する部分は様々な行動規範に関わることが多く、その意味で倫理もまた研究対象の一部であるともいえます。

研究分野:科学史、知識のグローバル・ヒストリー


マイケル・キャンベル(京都大学文学研究科特任准教授)

私の主要テーマは、心の哲学と倫理学を結びつけることです。特に、トラウマの理論化に注目しています。また、ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインやピータ・ウィンチの哲学にも取り組んでいます。具体的には、ヴィトゲンシュタインの著作にインスパイアされた方法論を人間の生における現象領域の探究に応用できないかと考えています。哲学とは個人や共同体の自己理解を手助けするのに大いに役立つはずですし、また、哲学は、科学への近さと同じくらい芸術にも近いはずです。研究の詳細は、個人ウェブサイトをご覧ください。

研究領域:心の哲学、倫理学


研究員

中尾 元
所属:追手門学院大学・特任助教
研究分野:社会心理学
白水 士郎
所属:近畿大学文芸学部准教授
専門分野:現代倫理学
Leon Horsten
所属:University of Konstanz
上村 崇
所属:福山平成大学福祉健康学部教授
研究分野:倫理学
矢田部 俊介
所属:西日本旅客鉄道株式会社
研究分野:論理学
神崎 宣次
所属:南山大学国際教養学部教授
研究分野:倫理学
久木田 水生
所属:名古屋大学大学院情報科学研究科准教授
Chun-Ying Wang
所属:MEPO Humanity Technology Inc.
鬼頭 葉子
所属:長野工業高等専門学校准教授
唐沢 かおり
所属:東京大学人文社会系研究科教授
杉本 俊介
所属:慶応義塾大学商学部准教授
眞嶋 俊造
所属:東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
呉羽 真
所属:山口大学国際総合科学部講師
三谷 直澄
所属:信州大学人文学部准教授
五十嵐 涼介
所属:株式会社AaaS Bridge代表取締役
研究分野:論理学の哲学
ロマン パシュカ
所属:秋田大学教育文化学部
研究分野:環境倫理学

教務補佐員

中条 太聖

運営委員会

小杉 眞司(京都大学大学院医学研究科教授)
CAPEについて
ご挨拶
ミッション
応用哲学・倫理学
学内連携
国内連携
国際連携
関連する過去の活動
メンバー
伊勢田 哲治
上原 麻有子
出口 康夫
大河内 泰樹
児玉 聡
海田 大輔
大塚 淳
大西 琢朗
伊藤 憲二
マイケル・キャンベル
研究員
教務補佐員
運営委員会
CAPE Lecture・WS
CAPEレクチャー
CAPEワークショップ・
シンポジウム等
プロジェクト
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回答者一覧

児玉 聡 ( 京都大学・文学研究科、倫理一般)
佐藤 恵子 ( 京都大学・医学部附属病院、生命倫理)
鈴木 美香 ( 京都大学・iPS 細胞研究所、研究倫理)
長尾 式子 ( 神戸大学・保健学研究科、看護倫理)

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