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動物倫理


このたび、京都大学応用哲学・倫理学教育研究センター(CAPE)の9つ目の研究プロジェクトとして、「人と動物の倫理研究会」が発足いたしました。

本研究プロジェクトの趣旨について
私たち人間は、古来より動物の使役や食用、愛玩など、動物たちと深いかかわりを持ってきました。近年では新薬開発や医学研究に用いられる実験動物、教育を目的とする動物園動物など、人間と動物との関わりも多様化しています。また野生動物とも、共生や衝突など何らかの関係性を築いています。

動物倫理(Animal Ethics)とは、人と動物との関係が本来どのようにあるべきか、また動物とは本来いかなる存在であるかといった問いについて、哲学的・倫理学的に考究する研究分野です。というのも動物は、人間の言語体系や行動様式とは異なる、動物本来のあり方を保ちつつ、人間との関係性の中で生きているからです。欧米では動物に対する扱いについて、動物福祉論(Animal Welfare)や動物権利論(AnimalRights)といった立場をとおして議論が深まってきました。一方日本では、社会的にも学問的にも十分な探求がなされてきませんでした。しかし現在日本においては、野生動物による農業被害の問題、ペットの殺処分、災害時における動物の扱い、捕鯨問題など日本社会の動物に対するあり方が国際的にも問われており、日本社会の行く末にも関わる喫緊の課題となっています。

本プロジェクトでは哲学・倫理学など思想文化領域の研究者を中心に、動物学・獣医学など動物をよく知る専門家と連携し、学際的な研究を行います。また海外の動物倫理研究者との交流を通じてネットワークを形成し、日本の動物倫理研究の成果を国際的にも発信していくことを目指します。

発起人
京都大学文学研究科准教授 伊勢田 哲治
京都大学文学研究科准教授 児玉 聡
⾧野工業高等専門学校一般科准教授 ⿁頭 葉子

連絡先
e-mail: y_kito@nagano-nct.ac.jp(⿁頭)

CAPEについて
ご挨拶
ミッション
応用哲学・倫理学
学内連携
国内連携
国際連携
関連する過去の活動
メンバー
伊勢田 哲治
上原 麻有子
出口 康夫
大河内 泰樹
児玉 聡
海田 大輔
大塚 淳
大西 琢朗
伊藤 憲二
マイケル・キャンベル
研究員
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回答者一覧

児玉 聡 ( 京都大学・文学研究科、倫理一般)
佐藤 恵子 ( 京都大学・医学部附属病院、生命倫理)
鈴木 美香 ( 京都大学・iPS 細胞研究所、研究倫理)
長尾 式子 ( 神戸大学・保健学研究科、看護倫理)

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