« 11月 | ||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
12月15日(火)に京大職組事務所会議室にて、当センター員の伊勢田哲治先生によるミニ講義「動物倫理 わたしたちは動物とどうつきあえばよいのか」(京都大学職員組合・主催)がおこなわれました。
こちらの講義の動画が公開されましたのでぜひご覧ください。
伊勢田先生が11月に出版した『マンガでまなぶ 動物倫理』(化学同人)の紹介を通じ、日本で身近な動物倫理の問題を知ることができる内容です。
収録映像:https://youtu.be/-9aaPxcqM34 (YouTube)
講義題:「動物倫理 わたしたちは動物とどうつきあえばよいのか」
講 師: 伊勢田 哲治 准教授(京都大学文学研究科|哲学・倫理学)
講義概要: 「命を大事にしなくてはいけない。」
わたしたちは子どものころからずっとこう言われ続けています。実際、
多くの人にとって「命は大事」は体にしみ込んだ考え方になっている
ことでしょう。しかし、これが本当のところどういう意味を表してい
るのか考えたことはあるでしょうか。
たとえば、お肉を食べるということは牛や豚の命を奪うことを意味
しますし、?命?に植物の命も含むのなら、どんな食事でもなんらかの
命を奪っています。「命を大事にする」というのは、命を絶対に奪わ
ないという意味ではどうやらなさそうです。食事については「むだに
せず、感謝しながら食べるのが大事」という言い方がされたりします。
でもむだにしなければ感謝すれば、何をしてもいいのでしょうか。
この講義では、特に人間と動物の関係で生じるこうした疑問を取り
上げ、それに対する倫理学のアプローチを講師著書
「マンガで学ぶ 動物倫理 わたしたちは動物とどうつきあえばよいのか」
(化学同人 刊)の内容を紹介しながらお話しします。